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◎【特集】
  のぞいてみよう 研究室編
       工学部  西山研究室

 西山研究室 CX―8(触媒反応工学)
 今回は、環境サミットにあわせて、西山教授の研究室を紹介する。

 私たちの研究の対象は、触媒です。具体的に説明すれば、昔では排気ガスをきれいに処理したりするのに活用されていました。現在では、燃料電池の開発に一役買っています。
 よく学生に言っていることは、「常に新しい現象に目を向ける」ということです。
 よく学生が、「実験したのですが、失敗しました」と報告しに来ます。でも、その失敗の中に、成功の種があるのです。単なる失敗で終わらせるのではなく、そこから何かを学ぶことを、しつこく話しています。
 ノーベル賞を受賞した筑波大の白川先生も、研究室の留学生が、薬品の量を十倍間違えたところから、すばらしい発見につながっています。
 この工学の世界は、一回成功の裏に多くの失敗体験が存在することが多いのです。
 研究の醍醐味は、期待してないところで、思いもかけない結果が出た時の感動ですね。発見の喜びや、興奮もあります。
 私の研究室は、先々代の教授から引き継いで、学生には、あまり細かい指示はしません。大まかな道筋だけ提示して、あとは自由に展開してもらいます。特に、時間の拘束もしません。あえて言うなら、二週間に一回の打ち合わせの時に、修正するぐらいでしょう。
 学部生にとっては、一見、楽なような印象を与えると思いますが、一概にそうではないと思います。
 期日までに、卒業論文というゴールに対して責任を持ち、自分で考え、自分で仕事をしていく。これは非常にしんどいことであり、タフさを必要とします。
 学生時代というのは、保護されている環境ですが、社会に出ると、実績が一番です。とても厳しい世界です。
 その実社会で活躍できる人材を輩出するために、学生には自主性を育むことができるような環境を与えています。


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