特 集
| ◎就職支援特集 大半の大学生が通過 社会と関わる就活を知ろう 〜就活って何なんだ?〜 |
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四月というのは、新しい学年をスタートする月であり、新入生が新しい大学生活を始めていく月。大学生活で多くの人が通過するものが「就職活動」。多くの学生が大学生活を終えると、社会に出て行くのに、通過するところ。不安のある学生も多くいるかと思うが、この特集記事を参考にしてもらえたらと思う。
就職活動という言葉を耳にした人は多いだろう。新入生の方も四月五日、六甲台本館で開かれた講演&パネルディスカッションの『大学生活におけるキャリアデザイン』(協力:株式会社毎日コミュニケーションズ)で聞いた人もいるだろう。
ただ、今まで学生生活というものから、就職という世界に入るということで、わからないところもあるだろう。
そこで一般的な就職活動の一連の流れを、ここで紹介していきたい。
【就職活動の準備】
@自己分析
よく言われる自己分析。これは、言葉の通り、「自分がどのような人間なのか?」を把握すること。しかし、これがなぜ必要なのか、疑問に持つ人もいるかもしれない。
ただ、それは今回の人事インタビュ−で、人事の方がお話していただいたように、企業側にとって、企業が求める人材を選びたいのは当然のこと。そこで、はっきりと自分をアピールしないと、企業側も選ぶことができない。
また、自分のしたいことや適性を把握しておかないと、無事に内定が決まったとしても、ミスマッチが起こってくる。それを証拠に、最近、入社後、一、二年で辞めてしまう人が増加しているらしい。
自分でわからないにしても、家族や先生、友だちなどに聞いてみたりすれば、自分ではわからなかった自分の姿が見えてくるかもしれない。
A情報収集(業界・企業研究)
就職に関する情報を集めるわけだが、いろんな方法がある。書籍もあれば、ホームページもある。また、本学を卒業した先輩に聞くのも一つの方法だ。
忘れてならないのは、本学の就職課。全学のものでは、「キャリアセンター」というものがある。就職に関する情報はもちろん、就職の相談などに応じてくれる。また、それぞれの学部にも、就職に関する相談室があるので、訪問してみるのもいいだろう。
最初は、浅く広く業界や企業の情報を集めることがいいのではないかと思う。興味・関心を広く持つことで、今までに気づかなかった業界や企業を発見するかもしれない。
新聞や情報誌をそれなりに読んでいれば、ある程度、業界や企業のことはわかるかもしれないが、企業の数は山ほどある。心をまっさらにして、アンテナを広く貼っておくことが、就活の最初の頃には大事だろう。
また、大学三年生の秋以降には、さまざまなところで会社説明会が行われる。実際に、会社説明会等に出て行くのも、情報収集としてはよい手段だろう。
B採用試験対策
採用試験として、エントリーシートや面接試験、筆記試験等があげられる。それぞれに対策が必要となってくるだろう。
エントリーシートの書き方や面接試験等の対策は、本学のガイダンスでも行われている。また、さまざまな書籍が売られている。それを参考にしてほしい。
筆記試験対策も同様だ。ただ、今回の人事インタビューでも話されていたように、新聞を読むことが直結するかと思う。
新聞を読むことで、時事問題にも対応できるだろうし、文書を読むことで、筆記試験の出題者の意図も理解するのにも慣れてくるだろう。
他にも、マナーもしっかりと身につけないといけない。また、就職活動をするには、当たり前のようだが、費用もかかる。スーツなどを買い換えたり、交通費などを入れると、二十万ぐらいになると言われている。
そう考えると、やるべきことは、たくさんあるだろう。
ただ、本紙が言えることは、さまざまな先輩からお話を聞くと、大学生活は大いに勉強し、研究をする時期であることは間違いないのだが、自分の人生を見つめなおしていく時期でもある。
大学生活が終われば、社会に出て行く。「社会に出るとはどういうことなのか」など、「生きる」ということを、人生の一度ぐらい、真剣に向き合うことも大事なのではないだろうか。
学生生活の過ごし方は、人それぞれ自由ではあるが、今回の就職支援特集号をきっかけに、自分の生活を見直してもらえたらと思う。
(参考資料:本学発行の就職ガイドブック、「こう動く!就職活動オールガイド」・成美堂出版)
◆ 仕事体験記
K・Hさん(平成18年・自然科学研究科卒修了)
社会人、特に新入社員にとって大切なことは、とにかくやってみることです。
最初は人の真似をしてもいいし、自分が良いと思ったことはどんどんチャレンジして、
思ったことは、どんどん上司や同僚にぶつける。それで失敗しても、新人だからと大目に見てもらえます。
そのようにして「仕事とは何か」、「働くとは何か」を学んでいきます。
これは最初の一、二年だからできる非常に貴重な特権です。ぜひ、勇気を持って何事にも果敢に挑戦していくと良いと思います。
就職して二年を経て、社会人には何が必要か考えてみました。自分の身の回りのこと、家計の管理、自分の仕事、頼まれた仕事など、全て自分でこなしていかなければなりませんから。
各職種の専門スキルはもちろん、自律(計画性、整理整頓)、自立(行動力、責任)、コミュニケーション力など、実に様々なものが必要となります。
その中でも私は、コミュニケーションの力が一番重要だと感じます。
今の社会はメールが中心となっていて、意思の疎通がきちんとなされていない現状をしばしば見かけます。
仕事は決して一人ではできないものです。仕事をする上で、コミュニケーションにおける大切な姿勢は、相手とWin―Winの関係を築くということ、つまり「お客様起点」です。
お客様とは、製品・サービスを買ってくれる人だけでなく、協力会社、自分の前や後ろの仕事に携わる人、同僚もまたお客様です。
この姿勢で仕事に取り組んでいると、「情けは人のためならず」ではないですが、自分が困ったときにたくさんの人が手を貸してくれます。
確かに、自分の仕事だけやっていても給料は同じだけもらえますが、より充実した仕事、レベルの高い仕事を行うには必ず必要なものです。そして、この姿勢は学生の時分でも身につけることができます。
実際、私も学生時代のボランティアを通してある程度身につけることができました。社会に出ないと分からないことはたくさんありますが、社会に出てみて、社会に出る前に、もっと身につけておけば良かったと思うものもたくさんありました。
なので、今できることを精一杯成し遂げて、胸を張って社会へ羽ばたいていただきたいと思います。ちなみに、ストレスの解消法は今のうちに見つけておくと良いですよ。
◆人事インタビュ−
今回の就職支援特集号に際して、神戸に本社を置く会社の人事の方に、求める人材像と本学の学生に向けての就職活動のアドバイスなどを伺った。
■株式会社ラジオ関西
総務局 総務部長 谷山 博氏
音声で情報を伝えるのが私たちの仕事ですが、職種は多岐にわたっています。@制作A編成B総務C営業D技術Eアナウンサー――などです。また、伝統的に定期採用はしておらず、欠員補充というかたちで募集をかけます。採用に関する情報はホームページと神戸新聞に必ず掲載しておりますので、見てもらえたらと思います。
制作においては、奇抜な発想ができる人が望ましいですね。そして常に物事に興味を持ち、疑問を持って解決していこうとする人です。また、スタッフをまとめていく立場でもありますので、思いやりがあり、リーダーシップをとれる人が向いています。編成は、制作とほぼ同じですが、番組の柱を作る企画力が必要です。
総務は、一言で言えば真面目な人ですね。しっかりと考え、決められた時間までに達成できる人間ですね。
営業は商品の大本を考えることは編成と似ているのですが、押しの強い人が必要ですね。しっかりと商品をPRし、売ることのできる人です。
私たちは国から電波の扱いを任せられている立場です。ですから、技術では無線のライセンスがあればありがたいです。ただ、ライセンスがあればいい、というわけでもありません。地味な仕事だとしても、プライドをもって仕事できる人である必要があると思います。
アナウンサーは、現在制作と同じ仕事をしています。それはプロデューサーに近い立場だからです。話すことはもちろん、演出もできて、原稿も書けるマルチな人が望ましいですね。
面接において、目立とうとしている人を見るのですが、それよりも普段の人柄を出してもらえたらと思います。
就活に関して言うと、会社を一回見学されるといいと思います。当社は社員数が少なく、案内等ができませんが、当社の番組を聞いて、感想などをメールで送っていただけるだけでも、当社への考え方がわかるかと思います。
三年ほど前に、神戸大学の卒業生を採用しましたが、本当に信頼できます。期待通りの動きをしてくれています。また、地元の大学なので、「神戸のことがわかっている」というメリットもあります。
神戸大学の卒業生の方の足跡を見れば、本当に当社に貢献された方ばかりですので、ぜひ、自信をもって就職活動をしていただければと思います。
■UCC上島珈琲株式会社
総務人事本部人事部 担当課長 高濱賢二氏
求める人材像ということですが、どの会社でも同じだと思いますが、若い皆さんですから好奇心を持ってチャレンジする姿勢ですね。様々なスキルは、入社後、後付でそれぞれでなんとかなりますが、基本的な心構えや姿勢は違います。「若さ」と「チャレンジ精神」は、「バイタリティ」と「やる気」とも言い換えることができると思いますが、若い学生の皆さんの特権的なものであると思います。とてもベーシックな要素ですが最も重要なことと考えています。
また、仕事を行っていく上で、スピード感(「スピード」)をもって取り組んでいくこと、そして、チームプレーですから、「コミュニケーション能力」という2点も大切なことと考えています。
付け加えれば、「コーヒー好き」という点も当社の場合は必要ですね。(笑)
以上のような、ポイントを、選考時に確認していくわけですが、選考には「採用面接」と「適性検査」があります。 「適性検査」では補足的に確認をしていきますので、「採用面接」でほとんどのポイントを確認していくわけです。したがって、面接の場は非常に重要です。
短い時間(15分から45分)で学生の皆さんの様々な経験、可能性を把握しようとしていきますので、前述した「チャレンジ精神」「バイタリティ」「やる気」「コミュニケーション能力」などを確認するために、面接では、学生時代のさまざまな経験を聞き、行動内容やそのときの考え方を確認していきます。その際に、面接官と、話の内容をしっかりと理解しながら会話できるコミュニケーション能力も確認することになります。
「会話」はキャッチボールですから、面接官の質問の意味をよく理解して的確に返していくことが重要になります。(といっても基本は会話ですから深刻にならずに、質問の意味が分からない場合は、確認で聞けば良いのです)
就職活動へのアドバイスとしては、自分が、好奇心をもって夢中になって取り組んだこと、その取り組みの中での挑戦や挫折、そのときどのように考えて、次の行動を起こしていったか、など自身の経験や取り組みについて詳細にたな卸しして、分析・整理しておく事が重要です。そうしておけば、様々な質問に的確に、自分の言葉として返すことが出来、それが、テンポの良い、会話になっていくと思います。
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