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◎医学部 春日教授ら

  脂肪肥大化のしくみを解明
  
 
 

 本学の春日雅人医学研究科教授らのグループがマウス実験で、細胞内に脂肪をため込む作用を持つ遺伝子を発見した。一月二十日付けの米医学誌ネイチャーメディシン電子版で発表された。
 今回発見した遺伝子は、「Dok1」と呼ばれるもの。インスリンのシグナルを伝達する分子として、約十年前から存在は知られていたが、どのような働きをするかは判明していなかった。インスリンは脂肪細胞への中性脂肪の蓄積を促すが、今回の発見は、そのしくみの一つを解明したといえる。
 「Dok1」が欠損したマウスでは、通常の食事を摂取した場合に目立った変化はないが、脂肪を多く含んだ高カロリー食を与えたときの脂肪重量の増加が、野生型のマウスと比べて軽度にとどまった。
 肥満は糖や脂質の代謝を妨げることによって、糖尿病をはじめとしたさまざまな生活習慣病を引き起こす。今回はマウスを用いた研究成果であるが、Dok1がヒトにおいても脂肪細胞の肥大化を促進することが確かめられれば、新たな肥満治療薬の開発につながる可能性も出てくるという。


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