コ ラ ム
| ◎六甲譜(第361号・2008年2月号) | NO IMAGE |
本学は一年から就職に対する意識付けをしていくために、ガイダンスが入学式前後に行われている。三年の後期になってくると、就職というワードが自然と増えてくる
▼
友人はこの時期になって、まだ就職先が決まっておらず、四年生になるまでの間に、遅くても四年生の前期の間までに、就職先を決めようと躍起になっている。その姿を見ながら、なんとアドバイスをすればいいのか、少し考える。だが、よい言葉は思いつかない。一応、就職活動に少しは触れた者として、経験もあるので、少しの知識はあるのだが、アドバイスが思いつかなかったのは、その友人の目を見たからだ。その友人の目がとても生き生きしていた。就職してからのビジョンを、熱く語っている友人の目、そして言葉の端々に感じられる意欲
▼
一つの夢、ゴールに向かっている姿には理由なしに心惹かれるものがある。たとえ、夢の実現に向かう途中、悲惨な環境であったり、逆境にぶつかったり、自分に自信が持てなくなってしまったり、さまざまな障壁はあるにしても、どんな時でも、普段から前を向いて進もうとする姿勢は素晴らしいものだと、改めて感じる
▼
人は失敗したり、逆境になると心が弱くなる。すべてを放り出して逃げ出したくなる。でも、友人を見ていると、放り出したくなるような状況になった時が勝負どころなんだと思わさせる。最強と言われたボクサー、マイク・タイソン。最初のトレーナーの死後、「絶対組んではならない」といわれていたトレーナーに、最初のタイソンのチームをバラバラにされて、ボクシングだけでなく、生活も狂い始める
▼
どれだけ力の強い人間でも、支えてくれた人がいなくなったりすれば、弱くなってしまう。能力を伸ばす以上に、心を維持することの難しさを感じる。友人にアドバイスできるとすれば、夢に向かう熱い眼差しを、死ぬまで持ち続けること、といったところだろう。
![]()
THE KOBE STUDENT TIMES
神戸大学同好会 神戸学生新聞会の公式ホームページです。