コ ラ ム


◎六甲譜(第360号・2008年1月号) NO IMAGE

 一月八日。この日は「勝負事の日」と言われている。なぜかというと、「一(イチ)か八(バチ)か」という語呂からきているのだ。もともと、「イチかバチか」という言葉は、昔の日本の賭け事の「丁」という漢字と「半」という漢字の上部分をとったもので、「丁か半か」という意味と同じである

勝負事の日があることを母親に話すと、年末ジャンボの宝くじの話になった。いつも当選しない宝くじなのだが、母親は「当たるかどうかわからないけど、買わないと何の可能性もない。夢を買わないと」と、いつも力説しながら、宝くじを買いに行く

そんな母親の姿を見ながら、いつも父親と呆れた表情を浮かべるのだが、母親の言うことも一理ある。何事も諦めてしまっては何も生まれないし、何も変わらない。夢を信じて挑戦し続ける姿は非常に生き生きしているし、周囲の人たちを巻き込んでいく。事実、母親の強い確信の影響で家族の中に「もしかしたら、今回はひょっとするかも」という期待と願いが広がり、いつしか母親を援護するような立場に家族がなっているのだ

話は変わるが、二〇〇八年は日本にとっても、世界にとっても、非常に勝負の一年となるのではないだろうか。日本の政治では、さまざまな問題の対処、そして日本で開催される世界サミットなど、福田首相の手腕が問われる。日本に大きく影響を及ぼしている米国においては、大統領が変わる。また、北京オリンピックも開催される。世界全体が大きく動きそうな一年と言える

そこで世界の諸問題を対処していくことは重要だろう。ただ、同じ人間として誰もが願う「人類の平和」という夢に向かう、情熱ある姿勢も同じぐらい必要ではないか。特に、今の日本には明るい話題が少ない。国民だけでなく世界全人類が喜ぶ夢を掲げ、その夢に喜んで邁進しているリーダーが日本や世界を導いていくのではないだろうか。


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